虫歯治療
虫歯治療(3MIX-MP法)
3Mix-MP法とは、3種類の抗菌薬剤(メトロニダゾール、ミノサイクリン、シプロフロキサシン)を混合して用いる3Mix法と呼ばれているものを、この混合薬剤の使いやすさと病巣内の浸透性を高めるため、さらにマクロゴール(M)とプロピレングリコール(P)の混合(MP)に混ぜて使用しやすくしたもので、3Mix-MPと呼ばれています。
以前は虫歯が深く神経までつながっているような場合は、神経をとる治療が必要であったものが、この方法を使えば、歯の神経の治療をしなくても済むような場合があったり、虫歯を削る量が少なくて済むといった利点があります。
ただ、何が何でも3Mix-MP法というわけではなく、3Mixを使うまでもなく治ると思われる症例が多いことも事実です。(3Mix-MPを塗って密閉しないといけませんからあまりに小さな虫歯には使用できません)
また、多種多様の薬剤にアレルギーのある患者様、さらに自費治療となりますので3Mix-MPの使用に同意を得られなかった患者様には使用ができません。
無痛治療
一般的に歯の治療をする場合、治療中の痛みをなくす為に麻酔をします。しかし、痛みをなくすための麻酔なのにこの注射に痛みを伴ってしまうことが従来の麻酔でした。注射の痛みはまず、チクッとする痛みの後、圧がかかるような痛みが伴います。当院では麻酔は痛みをとるもので、痛みを与えるものではないと考え「麻酔のための麻酔」 を行います。もちろん個人差はありますが、麻酔の注射をされたのに全く気づかない患者様も大勢いらっしゃいます。
- 表面麻酔 綿球に特殊な麻酔薬を塗り、3分ほど注射する部位を麻酔します。
- 浸潤麻酔 麻酔薬が入ってくる圧がかかったときの痛みは、急激に細胞の膨張が起きるので痛みを伴いますが麻酔が組織に注入されるスピードにより痛みの度合いが異なります。当院では電動注射筒を使用し注入スピードを一定にコントロールして痛みを減らします。
- 細い注射針 痛みを抑えるため現在製造されている針の中で一番細い針の使用 (33G)
シーラント (小児歯科)
シーラントとは、奥歯の溝を薄いプラスチックで塞ぐ虫歯予防法です。
奥歯の溝は複雑な形をしているので歯ブラシの毛先が入らずそのために毎日歯磨きをしていても虫歯になってしまうことがありますが、シーラントで奥歯の溝を塞ぐことにより、奥歯の溝の虫歯を防ぐことが可能です。